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板刷毛の読み方について

疑問,イメージ
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読み方

「板刷毛」はいたばけと読みます。

「刷毛(はけ)」という語が、複合語になると連濁して「ばけ」となる典型例です(例:糊刷毛=のりばけ)。

板刷毛とは

板刷毛とは、板状の台座に毛を幅広く植え込んだ化粧用の刷毛です。

主に 白粉(おしろい)や練白粉、水白粉 などの水で溶いた化粧料を、大きな面に素早く・均一にのばすために使われます。

  • 舞台化粧:歌舞伎役者や舞台俳優の白塗りに使用
  • 伝統化粧:舞妓や芸者の白塗り化粧に欠かせない道具
  • 現代の美容用途:ブライダルでのデコルテ・背中化粧、エステでのパック塗布など

つまり、塗装用や表具用の刷毛とは異なり、化粧専用の道具です。

特徴

  • 幅広形状
    毛幅は30〜75mm程度が一般的。広範囲を一気に塗布できるため、ムラのない仕上がりを実現します。
  • 毛の材質
    伝統的には 山羊毛(ヤギ毛) が定番。柔らかく粉含みが良いのが特徴です。
    近年は 合成繊維とのブレンドもあり、耐久性や手入れのしやすさを考慮した製品も販売されています。
  • 用途の限定性
    名前に「刷毛」とありますが、建築や左官で使う「糊刷毛」「水刷毛」とは役割が全く異なり、専ら化粧料用に使われます。

まとめ

  • 正しい読み方は いたばけ(「いたはけ」ではない)。
  • 用途は化粧専用で、特に白粉を広範囲に均一に塗布するための道具。
  • 主に舞台化粧や舞妓の白塗り、ブライダル・エステなどで使用される。
  • 毛材は山羊毛が中心で、幅は30〜75mmほど。

以上、板刷毛の読み方についてでした。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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